お口は万病のもと その3 【歯周病予防は生活習慣の改善から】 |
投稿:院長 |
<歯周病が進行しやすい人> ★歯磨きが不十分な人 ★タバコを吸う人 ★糖尿病の人 ★口呼吸をする習慣のある人 ★歯の被せ物が合っていない人 ★噛み合わせが悪い人 ★食いしばり、歯ぎしりをする人 ★ストレスの多い人 ★睡眠不足で休養がとれていない人 など
<45歳以上の過半数が歯周病> 歯肉出血は若年者から高齢者にわたり40%で認められ、年代観の差は少ないです。 一方、歯周ポケットが4m以上の方は20歳前後では20%以下ですが加齢とともに増加し、 45歳以上では過半数となり、その結果歯周病が悪化していきます。
<若い人は「侵襲性歯周炎」に注意> 歯周病は通常、15〜30年かけてゆっくり進行します。 しかし、特殊な歯周病菌によって引き起こされる「侵襲性歯周炎」では 10台後半から20代から急速に進行し悪化しやすいのが特徴です。
<お口の問題にとどまらない歯周病> 歯周病によって産生された炎症性物質が歯ぐきの毛細血管から全身をめぐり、 全身に様々な影響や病気を引き起こすことも分かってきました。 動脈硬化はその一例です。
<歯周病と腸内細菌> 腸には免疫細胞や外敵と戦う抗体が存在します。その主役は約100兆個もの腸内細菌であり、善玉菌、悪玉菌、日和見菌が密接にバランスをとっています。 しかし、歯周病の患者さんでは腸内細菌叢の中に歯周病菌が存在しやすく、 腸内細菌叢のバランス悪化のリスクが指摘されています。
次回は6月7日(月)頃、「歯周病と全身のさまざまな病気」の予定です <(_ _)> |
2021年5月30日(日) |
<< お口は万病のもと その2 【歯周病とは】 【歯周病の進行と症状】 2021.5.23 |
歯周病セルフチェック >> 2021.6.6 |
はじめのページに戻る |