歯のはなし「歯周病の症状、原因、治療」 |
投稿:院長 |
【歯周病のこわさ】 歯周病は「沈黙の病気」といわれ、病状が進行しても症状がわかりにくい特徴があります。気づいた時には重症化し抜歯が必要なこともあり、日頃から予防、早期治療に努めることが大切です。 【歯周病セルフチェック】 以下の8項目のうち、 3つ当てはまる場合はご自身、歯医者さんで予防に努めましょう。 6つ当てはまる場合は歯周病が進行している可能性があります。 全て当てはまる場合は、歯周病がかなり進行しています。 ・朝起きた時、口の中がネバネバする。 ・ブラッシング時に出血する。 ・口臭が気になる。 ・歯ぐきがむずがゆい、痛い。 ・歯肉が赤く腫れている。 ・かたい物が噛みにくい。 ・歯が長くなったような気がする。 ・前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間が出てきた。食物が 挟まる。 【歯周病の成因】 歯周病原因菌はお口の中に存在する数百種類の細菌のうち歯周組織(歯を支える歯肉や骨など)を攻撃するものです。それらは歯と歯肉の境目の溝や歯と歯肉の間などの奥まったところに住みつきます。この歯周病菌が毒素や酵素を出して歯肉への攻撃を開始します。この毒素や酵素に対する免疫反応によって炎症を起こすのが歯周病の始まりです。以下は歯周病進行のイメージです。 【ほか、歯周病を進行させる因子】 1.歯ぎしり、くいしばり、かみしめ 2.不適合な冠や義歯 3.不規則な食習慣 4.喫煙 5.ストレス 6.全身疾患(糖尿病、骨粗しょう症、ホルモン異常) 7.薬の長期服用 【歯周病を治すためには】 1.正しい方法にて毎日歯磨き。歯の表面を歯垢のない清潔な状態にする。 2.歯石を除去し、更に歯の表面を滑沢にメインテナンスする。 3.炎症を起こした歯肉は治療により健康な状態を取り戻す。 4.歯科医師、歯科衛生士による専門的なクリーニングなどの定期的なメインテナンスを受ける。 気になる症状や不明点などあれば、一度ご相談ください。 次回は「食育標語」6月1日更新予定です。 |
2019年5月15日(水) |
<< 食育標語 2019.5.1 |
食育標語 >> 2019.6.1 |
はじめのページに戻る |