歯のはなし「意外な歯磨きの害」 |
投稿:院長 |
歯磨きはむし歯や歯周病予防に有効ですが、方法を誤ると歯や歯肉を傷つけることもあります。 1. 歯を磨く力が強すぎる悪影響 歯肉退縮、 擦過痛(露出した象牙質に生じる痛み)、 クレフトやフェストゥーン(退縮した歯肉に裂け目や盛り上がったりする形態異常。 2. 歯ブラシと歯磨剤の併用により害が生じるケース 楔状欠損や皿状欠損(歯肉に沿った面で発症。自然治癒が望めず痛みも出やすい。 3. デンタルフロスや歯間ブラシによる害 デンタルフロス挿入圧が強いと歯肉に線上の傷ができることがあります。また、歯間ブラシはサイズや挿入方向の誤りから中心の針金が歯肉を傷つけることがあります。 歯ブラシや補助的清掃用具はデリケートです。交換の時期がきたら新しいものに代えてください。清掃用具や歯の磨き方が分からない方はご相談ください。歯ブラシは鉛筆のような持ち方(ペングリップ)で操作すると、細かいコントロールがしやすくなります。また、適度なブラッシング圧は100〜200g程度です。ご家庭の調理用計りで計るのもよろしいかと思います。 不明点等あらばお伝えください。 次回は「食育標語」10月1日更新予定です。 |
2019年9月17日(火) |
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