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 歯のはなし「災害時の口腔ケア その2」
投稿:院長

【災害時の口腔ケア その2

今回は1017日「歯のはなし」の続編です。

避難所生活時は疲労や栄養状態不良等によりお口が乾燥することがあります。その際は風邪やインフルエンザの予防のためだけでなく、マスクをつけることで蒸発が少なくなりお口の乾燥も和らげることが出きます。加えて歯磨き剤のようなチューブに入った保湿ジェルは乾燥予防に有効です。被災後の不自由な生活環境を背景に、お口の「不衛生」と「乾燥」が原因で口臭が気になることがあります。この際は歯磨きと前述の保湿ジェルで対応できることが多いようです。また、お口の乾燥は唾液分泌量減少が原因ですので、入手可能であればガムをかむのも有効です。歯や歯肉が痛むときは温度的(温かい、冷たい)刺激を避け抗生物質等で対応可能なケースがありますが、その前に歯科医師やお医者さんに相談してください。また衛生環境不良な状況下では入れ歯の調子が悪くなることもあります。その際は入れ歯の清潔を心がけ、入れ歯内面が当たるところを歯科医師に相談してください。気温が高い日は脱水の危険性もあります。脱水症状に対し、経口補水液は水よりも吸収が良好です。水1Lに砂糖40g(大さじ4.5)、食塩3g(小さじ半分)、が基本で、1割程グレープフルーツジュースを追加、吸収をさらに向上させるために少量の重曹を添加などのレシピもあります。

                 (参考:日本口腔ケア学会)

次回は「食育標語」。121日更新予定です。


2019年11月15日(金)

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