歯のはなし「小児の生活リズムとむし歯」、 祝ご成人 |
投稿:院長 |
【小児の生活リズムとむし歯の関係】 ★むし歯ができる原因 お口の中のむし歯菌が糖を分解して酸を作り歯を溶かす現象がむし歯 です。 ★唾液が歯を守ってくれます 唾液は前述の酸を中和したり、酸によって溶けたミネラル分を元に 戻してくれます。 それ以外に、唾液は酸や食べかすを洗い流し、また消化を助けてくれます。 ★小児は朝7時〜8時には起こしましょう 体内時計は太陽の光を浴びるとリセットされます。 寝室はお日様が当たる東向きが理想。 起床時はカーテンを開けて朝の光を受けましょう。 ★三回の食事とおやつは規則正しく、決まった時間に食べましょう だらだら食べたり間食の回数が多いと、唾液が歯を守る時間が少なく なります。 ★朝昼晩の食事をしっかり食べると、むし歯はできにくくなります しっかり食べると間食回数が減り、唾液の中和作用が働きやすくなり ます。 ★歯や顎のみならず、脳や全身の成長のためにも朝食は抜かないように 「寝坊さん」は食欲がわきませんので、「朝食を抜く」好ましくない習慣が できます。 そんな子も早起きすれば、起床30分後くらいにはお腹が空き、食べる ようになります。 ★外遊びと歯磨きを頑張る子は、むし歯は少ないことがあります お家の中にいると、目の前にあるおやつの回数が増えますので(笑)。 ★小児の夕食はなるべく7時ころまでに だらだらテレビを見ていると眠くなり、歯磨きもおろそかになります。 食事、歯磨き、お風呂という時間の流れを考え、夜9時までには寝かせ ましょう。 ★食後の歯磨きを習慣化しましょう むし歯菌、そして酸のもとになる糖を物理的に歯磨きで取ることが重要 です。 小児は、最初は歯磨きが嫌いです。 親も一緒に歯磨きするとか、仕上げ磨きしてあげ、上手く出来たら褒めて ください。
むし歯予防は難しいですね。むし歯でお口の中が崩壊すると愕然とするのもごもっともです。しかし、ご安心ください。むし歯予防や治療のゴールは人それぞれであり、完璧なお口にしなければ失格ということはありません。現状を改善すべく少しずつ努力し、継続することが尊いと思います。 まずは前述した生活リズムを整えることを第一に、親御さんとお子さんがご自身に合った虫歯予防法を取り入れ、歯医者さんにも協力していただき、現状に合った治療目標へ向かいましょう。多少の失敗も良い方向へたどり着くための通過点です。 【祝 ご成人】 新成人の皆さま ご成人、おめでとうございます (^O^) 今後のご活躍をお祈り申しあげます。 今日から「堂々と」飲めますね(笑) 次回は「食育標語」「節分」 2月3日に更新予定です。 |
2020年1月12日(日) |
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