女性のお口の健康 その1 |
投稿:院長 |
女性の一生、そのライフステージには女性ホルモンが関わっており、 お口の病気にも影響します。 自分の体と上手につき合い、健康で充実した日々を過ごしましょう。 <思春期>
女性ホルモン分泌が活発で、歯肉炎が多くなります。 口呼吸の習慣はむし歯、歯肉炎のリスクが高まるので鼻呼吸の習慣をつけましょう。 <妊娠期>
女性ホルモンを好む歯周病菌が繁殖しやすくなり、歯周病リスクが高まります。 また、食事回数の増加、つわりによる胃液の逆流はむし歯の危険性が高まります。 <更年期> 閉経すると全身的に骨密度は急速に減少し、あごの骨にも骨粗しょう症の影響があるため、 歯周病が重症化する原因となります。 また、ドライマウスの症状が見られ、口腔粘膜炎症のケアが大切になります。 <老年期>
ドライマウスは男女比1:3と圧倒的に女性が多く、女性ホルモン減少が 唾液分泌量低下を招いていると考えられています。 ドライマウスによりお口のなかは細菌が繁殖しやすい環境になり、嚥下機能が 低下した高齢者は、誤嚥性肺炎にかかりやすくなります。 口腔ケアを十分に行い、咀嚼、発音、嚥下など口腔機能を維持しましょう。 参考:一般財団法人日本口腔保険協会 むし歯および歯周病予防のため丁寧なセルフケアと定期検診を受け、 いつまでもご自身の歯で豊かな食生活を営むとともに、いまチャレンジ している大きな夢をつかみましょう。
今週中に、 【女性のお口の健康 その2】を掲載予定です。 内容は 女性が歯を失う原因のうち身近な要因を数点挙げ、 お口からはじめる全身のアンチエイジングについても述べたいと思います。 よろしくお願いいたします <(_ _)> |
2020年7月26日(日) |
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