宮城県栗原市の歯科医院 しらいし歯科クリニック【一般歯科・小児歯科・歯周病・審美歯科・予防歯科・義歯他】
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 妊婦さんと食べ物・食べ方、歯みがき・むし歯予防
投稿:院長

Q1 赤ちゃんの歯はいつ頃から でき始めますか?

A1 乳歯は妊娠7週目から、永久歯は同じく4か月頃から でき始めます。

     

Q2 歯に必要な栄養素は 何ですか?

A2 歯の基礎づくり・・・タンパク質(あじ、卵、牛乳、豆腐など)

   歯の石灰化を促進・・・カルシウム(ひじき、チーズ、しらすぼしなど)

                 リン・・・(米、牛肉、豚肉、卵など)

歯のエナメル質を作る・・・ビタミンA(豚、レバー、ほうれん草、にんじんなど)

   歯の象牙質を作る・・・ビタミンC(ほうれん草、みかん、さつまいもなど)

   カルシウムの代謝や石灰化のため・・・ビタミンD(バター、卵黄、牛乳など)

  赤ちゃんの歯を丈夫にするため、「カルシウム!、牛乳!」ばかり意識するのではなく、

  上記の栄養素をバランスよく摂取してください。

  特定食品の摂り過ぎは、赤ちゃんがアレルギーを持って生まれてくる可能性があります。

    

         

     注) 飲酒、喫煙はお控え下さい

 

Q3 赤ちゃんの歯のため、牛乳を意識して沢山飲むと良い?

A3 丈夫な歯や骨を作るため、妊娠中に必要なカルシウム量は1日当たり600700mgです。

  牛乳コップ1杯で その1/4くらい摂取できます。しかし、牛乳にこだわらず色んな食材から

  栄養素を摂る方が歯や骨は丈夫になります。

  また、日光を避けるとビタミンD不足ひいては くる病になりやすくなります。

  一日のうち少しでも日光を浴びることも大切です。

 

Q4 牛乳アレルギーです。代わりに何を飲めばよいですか?

A4 前述した「A2」を参考に、カルシウムを多く含む食品である

  豆腐、納豆、卵、魚(いわし、めざし、わかさぎ、海老など)を食べると良いです。

  繰り返しですが、カルシウムにこだわり過ぎず、バランスよく食べて適度の運動を行い

  ストレスをためず、健康でいることが大切です。


Q5 私はむし歯が多いです。赤ちゃんも むし歯になりやすいですか?

A5 確かに遺伝的な要素もあります。

   しかし、母親から伝播、また生まれてからの家庭内要素の方が影響が大きいと

  思われます。

  妊娠中に母親が歯周病やむし歯をコントロールし、生まれた後に家庭での食事や

  飲み物の与え方、歯みがき等の生活習慣をお考えいただければ大丈夫と思います。

 

Q6 つわりがひどくて歯を磨けません。どうしたらよいですか?

A6 食後ではなく、気分が落ち着いたときに歯磨きをしてみてください。

口の奥にはブラシを入れて苦しければ、小さな歯ブラシを使ってください。

歯磨き粉の泡が辛ければ、発泡剤無しの歯磨き粉を試してください。

それでもだめなら、洗口液も試してください。

打つ手がない場合は、悩まずにご相談ください。

    

Q7 赤ちゃんが生まれる前に、今からできることは何ですか?

A7 今から家族全員が歯磨きや食事や飲み物に注意した生活習慣を獲得することです。

  一家全員がむし歯や歯周病予防の生活習慣を得たところに

  赤ちゃんが加われば、赤ちゃんはむし歯になりにくくなります。

 

次回は今月21日(水)頃、今回の続編として

「妊婦と歯科治療」 についてお伝えする予定です <(_ _)>


2020年10月1日(木)

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