宮城県栗原市の歯科医院 しらいし歯科クリニック【一般歯科・小児歯科・歯周病・審美歯科・予防歯科・義歯他】
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 妊婦と歯科治療
投稿:院長

Q1 歯科治療時のエックス線撮影の影響は?

    

A1 日本人が一年間に受ける自然(食物摂取、太陽から受ける)放射線量は

  およそ1.5ミリシーベルトです。

  歯科用デンタルエックス線1枚撮影は、これの150分の1であり、

  生体への影響はわずかで安心です。

  なかでも、「デジタル方式」のエックス線(当院も採用)であれば従来式撮影である

  「アナログ」方式の1/5 1/10 と体に優しくなり、胎児への影響はほとんどありません。

  一般的に、妊婦さんへの歯科用エックス線撮影は必要と思われるケースのみで、

  防護エプロン装着で万全を期しますのでご安心ください。

  

Q2 麻酔の影響は?     

A2 歯科用キシロカインを用いた局所麻酔の通常量使用であれば

  母子への影響はほとんどないと報告されております。

  むしろ心配なのは、老若男女を問わず過去に医科か歯科にて麻酔アレルギーの

  経験があるか、そして高血圧などの全身疾患の有無です。

  そのような方は事前にお伝えください。

 

Q3 妊娠すると歯周病になりやすいの?

    

A3 妊娠中期から後期は女性ホルモンの増加により、妊娠性歯肉炎が起きやすくなります。

  しっかりとしたセルフケアが大切です。プラークコントロールが難しい場合は

  歯科医院にご相談下さい。

 

Q4 妊娠中の歯科治療はどこまで?

      

A4 妊娠前期はもっとも慎重です。 応急処置にとどめます。

  安定期(1627週)であれば、病態に応じて母子にとって最善な治療法を講じます。

  .妊娠後期(28週〜)では、仰臥位(あおむけ)での長時間処置は避けます。

  そのため、むし歯がある方は前述した安定期のうちに、産婦人科医のご意見も参考に

  歯科治療を行ってください。

 

Q5 鎮痛剤や抗生剤は?(歯科のみならず産婦人科、内科も同様)

A5 妊娠初期は催奇形性を危惧し、薬は控えます。どうしても必要な場合は

  胎児への影響の少ない非ピリン系のアセトアミノフェン、セファロスポリン系抗生剤の

  投与もあり得ます。

  なお、授乳中の鎮痛剤や抗生剤は、母乳中に薬の成分が移行する量は軽微なので、

  授乳をやめる必要はないでしょう。

  心配でしたら授乳直後に服用してください。

 

Q6 妊娠中に風邪をひきました。薬は飲んでいいですか?

A6 産婦人科医に確認していただきたいのですが、

  特に妊娠初期は薬を飲まない方が安全です。

  また、抗生物質の種類によって赤ちゃんの歯に影響を及ぼします。

  妊娠中は、自己判断から薬局でお薬を買うより、産婦人科医のアドバイスを

  受けてください。

 

 次回は111日頃、 予定テーマは

 「イオン飲料とむし歯に関する考え方」

   むし歯の原因のひとつ?と考えられているポカリスエットなどイオン飲料に

スポットを当て、むし歯対策等についてお伝えする予定です。

お子さんのみならず、スポーツをされる成人の方 向けでもあります (^^


2020年10月11日(日)

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